留学生問題資料

日本の外国人留学生の概況

​*日本で学んでいる外国人留学生は312,214名です。

​*2011年から日本語教育機関在籍者を留学生数に加算するようになりました。それを除外した高等教育機関での留学生数は228,403名となり、まだ30万人には到達していません。

*日本の高等教育機関の在籍者数は3,088,805人ですから、外国人留学生数の比率は7,4パーセントとなります。最も比率の高いのは大学院で、約22パーセントが留学生です。

*留学生の出身地域はアジアが圧倒的に多く、上位10か国(地域)はすべてアジアであり、その10か国(地域)だけで、全体の9割を占めています。長い間、中国、韓国、台湾が1~3位という状態でしたが、2013年にはベトナムが台湾を抜いて3位となり、2015年以降はベトナム、ネパールが2、3位を占めるようになりました。

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 戦後日本の大学の鎖国化と国際化

 戦前の高等教育機関は少数エリートの教育機関であったが、そこで学ぶ外国人留学生の比率は1936年には3%以上と実はかなり国際化が進んでいた。けれども敗戦の崩壊の下で、外国人留学生比率は0.6%に激減した。その後も高度経済成長による日本人の高等教育進学者数の急増に反比例するかたちで減少し、1980年には0.3%にまで落ち込んだ。その意味で、戦後30年以上の間、日本の大学は留学生「砂漠状態」「鎖国」化が進行していったのである。その「砂漠状態」をなくすために、1983年の『21世紀の留学生政策に関する提言』に基づく「留学生10万人計画」により、留学生の急増が始まる。それから20年以上経過した2005年に至って初めて、高等教育機関における外国人留学生の比率が戦前の水準を超えたのである。

 

 戦後海外留学生受け入れの再開

「外国人留学生の第一陣/フィリピンから三名/さらに東南ア欧米からも」(『文部広報』第92号 1954年9月3日付け)

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